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年を重ねて思うこと

「スラムダンク」と言う漫画があったことをご存知だろうか? 日本中にバスケ熱を齎した、今となっては古き良きジャンプ漫画である。
かの漫画最大の特徴は「第一部完」でエンディングを迎えたことにあると今更ながら徒然に思うのです。
あの頃はいつか第二部が始まるのだと信じて待ち続けていましたし、もう続きが描かれることはないと気づいてからは、如何してきちんと完結してくれなかったのかと不服に感じたものでした。
しかし、年を重ねた今だからこそ思うのです。あの漫画は第一部完こそが相応しかったのだ、と。
そう、作中の彼らは青春の真っ盛りを駆け抜けていく最中で、まだまだ続いていく挑戦者としての日々に、泣いて、笑って、転んで、拗ねて、起き上がって、また走り出して……。そんな人生一度だけの『道』を、時に交わり、時に交差して、時に並んで歩んでいく。頂点には勝っても、頂点にはなれなかった彼らの明日は未知数で、だからこそ彼らに『完結』なんて言葉は相応しくなく、精々が一区切りーーー「第一部完」が似合いなのでしょう。


それに、明確な終わりが記されていないことで救われた作品もありました。
私が大好きな漫画に「xxxHOLiC」と言う漫画があります。最初は「ツバサ」の補完として買ったはずなのに、気づけば「ツバサ」を「xxxHoLIC」の補完として買っていたくらい大好きな作品です。
この漫画は19巻で連載終了しましたが、「完結」とは書かれませんでした。コミック派の私はずっと続きが出るものと待って待って待ち続けて、買い逃したのかと不安になって公式サイトを見に行って「全◯巻」の文字がないことに安心してまた待ち続けて………延々待った果てにちょっとだけ名前を変えた「続き」に出会うことができました。出会えた時は本気で感無量でした。
幸せになって欲しくて、でも幸せにはできなくて。この作者さんは時々泣きたくなるほど『痛い』エンディングを用意することがあるので、もしかしてこんな切ない終わりを迎えるのかと気が気じゃありませんでした。
「続き」もやっぱり切なかったのですが、それでも彼が待ち続けることを望むのなら、私もそんな彼の話を最後まで待ち続けようと思いました。


作品をきちんと完結させることは大切です。
でも、此度の語り部の話は一先ず終わっても、作中の時間はまだ続いていくのだと思わせてくれる「一区切り」もありなのでしょうね。
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プロフィール

御月雪華

Author:御月雪華
自サイトにて、オリジナルと二次創作の小説を載せています。
蝸牛の歩みよりも鈍い更新速度ですが、興味のある方はどうぞお気軽にお越しください。

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