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とある男女の一場面~オリキャラVer.~

ネタがないなら晒してしまえっ!!
ってな理由で書きかけのネタばらしです。
「かーわいい、真白っ!!」
「うわっ、ちょっ、蓮璃、苦しっ」
「いやーまだまだお子様だな」
「蓮璃、そんな余裕かましてるとそのうち襲うよ。もう年取らない蓮璃と違って、オレは最盛期までは成長するんだからね。直ぐに大人になって追いつくんだから」
「そのとき慌てたって、絶対逃がさない」


「貴方……まさか此処でずっと待ってたのっ!?」
「はい。夕凪と絶対逸れたくなかったから、もう二度と絶対離れたくなかったから、だから、野宿くらい全然構わない」
「まさか………志希……?」
「貴方、なの? 私をずっと呼んでいた声。貴方だった、の?」
「夕凪………紅蘭」
「ずっと会いたかった。ずっと傍に行きたかった。会えたら、今度こそ絶対離れないでいようと決めていた。絶対、しがみ付いてでも、今度こそ共に生きると決めていた」
「紅蘭……夕凪、貴女と一緒に生きたいんだ。今度こそ、共に、天寿を迎えるその日まで」
「一緒に、生きさせてください、夕凪」
「馬鹿ね…………本当に、馬鹿ね」


「今だけ、許してやる」
 パサリ。
 衣擦れの音と共に、白い裸体が闇に浮かぶ。
 しなやかな両腕が静かに伸ばされた。
「今宵一夜限りの夢だ……」


 パタパタパタ、ガチャリっ。
「お帰りなさい、紅さんっ!」
「花梨……」
「えっ!? あ、あの……?」
 細い肩を抱きしめ、瞼を閉ざしてその肩口に額を押し付けた。


「遅うございましたな、ロギウス様」
「ヴァナディース姫。こんな時間まで起きていたのか?」
「そう釣れなくされずとも。婚約者の帰りを待っておるのはそれ程異な事でもありますまい」
「いつから姫が私の婚約者になったんだ?」
「違ってか?」
「少なくとも口約束さえした覚えは無いな。失礼。今夜は疲れているのでこれで」
「……………ほんに釣れないお人よ。未だ思い出しても頂けぬとは」
「否、あれは妾が一方的に交わした約束であったか…………」
 遠い昔、内緒で抜け出して迷子になった自分を家まで送ってくれた下町の子供。元気良く跳ねた寝癖の黒髪に、真っ直ぐな眼差しをした黒瞳の男の子。走って帰って行く背中に向かって有難うと叫んだ自分に、振り向かないまま手を振り返してくれた少年。あの日から、ずっとずっと大好きなひと。
「妾は、貴方が今の地位に在って神に感謝しているのだがな」
「あの時からずっと好いておったと、どう言えば貴方は信じてくださるのか………」
 もう見えなくなった背中に向かってそっと呟いた。


「化け物に喰われに来たのか、娘」
「そうとも言えるし、そうでないとも言える」
「私は、貴方の子を産むために来た」
「俺が崩壊した時用の人柱確保のため、か。ご苦労なこった」
「時期も手段も外しちゃいねーが、残念だったな。見りゃわかるだろうが、俺にそんな『機能』残ってねーよ。見ての通り、疾っくに人形【ひとがた】止めてる異形なんでね」
「帰れ。無力な人の身に世界の〈澱〉は猛毒だ」
「懲りない女だな。そんなに産みたいってのなら『種』をやるよ。命と引き換えに産む覚悟が有るんなら飲めばいい」
「本来満たすべき魔力の無い空の器を抱えて生まれる〈神喰い〉の力を持つ胎児は、母体の魔力を『喰らって』器を満ちた状態に保つ。そうしなきゃ創られている途中の不安定な体を維持できないからだ。この意味が分かるか? 魔力を持たないアンタじゃ、生命力を削って胎児を安定させるしかない。十月十日も生命力を削り続けるんだ。普通の人間が衰弱死するには十分だな」
「『種』を寄越せ」
「馬鹿が、勝手にしろ」


「葵っ」
「水葵」
「えへへ。目を開けて一番に見るのが水葵だなんて、すっげぇ幸せ」
「こんな美女を独り占めなんて、俺ってば最高に幸せもんだよなぁ」
「ああ、もう。幸せすぎて思い残すことなんてなぁんもないかも」
「なぁ、水葵。俺、今、メチャメチャ幸せ」
「ああ、なんか、すげぇねみぃ……」
「えへへ。目を閉じる一番最後に見るのが水葵だなんて、すっげぇ贅沢」
「俺、ちょっと眠るな」
「おやすみ……水葵………」
「あお……いっ」
「葵っ!!!」


「っ」
「山桜?」
 つい振り返った先で見えたのは、硬く唇を噛み、置いていかれる子供のような、今にも泣きだしそうな、酷く傷ついたような、そんな表情で。
「ああ、もう。仕方ないなぁ」
 そんなモノを見てしまっては、どうにも放って置けなくて。
 山桜は姉の腕の中からするりと抜け出した。
「山桜!?」
「ごめん、姉さん。山桜は今この瞬間を以って嫁ぎます」
 驚愕に目を丸くする姉に妹は鮮やかに微笑むと、状況に付いて行けていないのだろう青年に迷いなく歩み寄り、その眼前に指を突きつけた。
「いい? 浮気したら捨てるからね!?」
 強気な笑顔と強気な発言。
 強靭で揺ぎ無い、全てを受け止め赦しきる彼の一族共通の笑顔。
 いつの間にか、いや、多分最初から、傍に居て欲しいと望んだ女【ひと】の笑顔。
「こらっ!! ちょっと、聞いてるの!!? ああ、もうっ!! 本当にしょうがないんだからっ」
 確り背に回された腕が愛しくて、二度と失くさないよう強く強く抱きしめた。


「美しいですね。これが『桜』ですか……」
咲き誇る様も、散る様も、心奪われる美しさ。
「もし、いつか子供を持てるなら、春か桜から名を貰いたいです」
「……私がその子の母親になってあげる」
「私が貴方の子供を産んであげるって言ってるの」
「鈍いわねぇ、求婚してるのよ!!!」


「強い、な」
「リジェネも強かったよ。俺じゃなきゃ勝ててたのに」
 生き残れてたのに。
「……死に場所くらい己が望んだ場所が良かっただけだ」
 生まれる時代【とき】も場所も選べないなら、せめて、死に方ぐらいは自分で決めたい。叶うなら、お前の腕の中で――――――
「春日……」
 そっと、リジェネから口付ける。
「最期くらい、な」
 そして、動かなくなる、愛しい女の身体。心臓の鼓動。
「リジェネ……」
「愛していたよ。心から」


「私にとって、お前は特別な存在だが、特別に大事なわけでも、特別に失えないわけでもない。お前を盾にされても私は躊躇わない。私は、私の役を全うするだろう」
「構いません。貴女の特別だというだけで俺は満足です」
「動揺しないんだな」
「最初から知っていましたから。俺を口説いたときの科白を覚えているでしょう」
「ああ、『私の為、最高の道具であれ』。そう言って口説いた」
「俺はその科白に口説かれました。俺は、貴女の道具たる事を自ら望んだのです。今更、道具呼ばわりされて動揺したりしません。どうぞ、この身が塵と化すまで利用して下さい」
貴女を愛しています――――――


「さあ、始めましょう。『全ての終わりの始まり』を」
「なんでっ!! どうしてっ!!! こんな事、望んじゃいなかったのにっ」
「どうしたの!? 私を滅ぼさなければ、この世界が滅びるわよっ!!!」
「ちっくしょう!!!」
「俺はっ! 俺はただっ!! お前と、もう一度っ!!!」
「もう、遅い」
「私は最早、滅びへの歩みを止めようとは思わない。
 さあっ!! 共に滅びたくなくば、私を滅ぼすがいい〈救世主〉!!!」
「こんなっ! こんな、のっ! あんまりじゃねぇかっ!!!」
「救いたいなら、迷いは捨てなさい。そんな迷いに鈍った剣では私は滅ぼせない」
「そんなに、俺にお前を殺させたいのか?」
「〈魔王〉は世界を滅ぼす者。〈救世主〉は〈魔王〉を滅ぼす者。もう幕は上がってしまっている。終劇まで下ろす事はできない」
「それでもっ、俺はっ」

 互いの剣が、同時に互いの胸を貫いた。

 銀の刀身が、自ら身を晒した少女の胸を貫き。
 漆黒の刀身が、脇に逸れる軌跡を青年の手に修正され彼の胸を貫いた。

「お前と、一緒に、居たいよ」
「馬鹿っ! どうしてっ!!」
「だって、最期くらい自分で選びたい、だろ? 俺は、お前を殺して生き続けるくらいなら、お前と共に逝きたい」
「死ぬ事でしか幕を下ろせないとお前が言うなら、俺も共に幕を下ろす」
「もう、離れ離れになるのは御免だ。やっと会えたのに。やっと再会できたのに、また離れたくはない、よ」
 紅蘭―――
「………親愛なる精霊達よ。どうか―――どうかこの人の子に癒しを―――続いていく未来をっ」
「志希、君は生きて。生きて真実を覚えていて、知っていて」
 我らは眠ろう。
 誰にも妨げられない永遠の眠りを約束する墓標、深き水の腕の中、せめて優しい眠りにたゆたって。
 何者にも邪魔されない優しい揺り籠の中、ずっと、ずっと、眠り続けよう。
「全ての恨みも憎しみも、全て引き受け消えよう」
 〈澱〉を浄化する一つ目の人柱となろうとも構わない。
「好きよ、志希」
 だから、生きて―――


「っ荒ぶれる神」
「っ!! エキザ・カムっ!? 何処にっ!!」
「アイツを黙らせに行くのよ」
「無茶だっ!! 相手は神だぞっ!! 殺されに行くようなものだっ!!」
「だから、何? 神だからってどうして退かなきゃいけないわけ。上等じゃない。古の〈神喰い〉に肖【あやか】って人が神を屠るのも一興でしょう」
「っ彼は『人』だけど君らと同じ『人間』じゃない。〈神喰い〉は第三の守人、魔力の民の血族だ。世界を廻る魔力と世界を構成する精霊に祝福された存在だ。『彼ら』の限りない慈愛によって存続している脆弱な人間とは比べるべくも無いっ!!」
「退きなさい、ラグサス」
「エキザ・カムっ!!!」
「惚れる男は自分で決めるし、信じる神も自分で選ぶ」
「私はアイツを『私の神』とは認めない」
「――――――行かせない」
「ラグサスっ」
「行かせないよ、エキザ・カム」
「アイツと戦うのは僕の役目だ。この地を己が領域とする僕の役目だ」
「ラグサス?」
「僕の神域を侵した愚か者は、僕の手で裁く」
「ラグ、サス」
「この黒狼神の領域を侵したこと、魂の髄まで後悔させてやる」



「竜姫、我等と共にどうぞお戻り下さい」
「断る」
「竜姫っ」
「我は、我が気にかける子供の行く末を知りたいのだ。母を亡くして後、『家族』の誰にも触れることあたわなかったあの子供が、思うさま家族を抱きしめる様が見たいのだ」
「あの子供の笑顔の為ならば、我の永き生全てかけて傍に居る事も吝かではないよ」
「とは言え、手ぶらで帰れば汝等が咎められるか」
「コレを持ち帰るが良い。まだ死ねぬ故、両方はやれぬが我と会った証なれば一本で事足りよう」
「竜姫っ、ご自分の角をっ」
「父上に伝えてくれ。我侭な娘で済まぬ、と。どうか、我の事は死んだものと思ってくれ」
「そんな、竜姫っ」
「もう、帰れ」
「済まぬ、な」
「閻羅王よ。もう暫し、どうかせめてあの子供が愛する我が子を抱き締めるまで、我をうつし世に留めてくれ」

「竜姫、誇り高き貴女が欲しい」
「貴女が欲しいのですよ、竜姫」
「ふざけるな、痴れ者がっ」
「っ! 輝夜っ!?」
「輝夜に触れるなっ」
「馬鹿者っ! 人の姿のお前に敵う相手ではない。下がっていよっ」
「人の姿で無ければ? 妖の姿なら、勝てるっ」
「愚か者。汝の身体で妖の血に身を委ねれば、その身を害すだけぞ。止めよ」
「五百年……」
「五百年だ、輝夜。
 母が亡くなって、『家族』の誰にも触れられず独りだった俺の傍に居てくれたのは、満月の晩に偶然出会った輝夜だった。輝夜だけが俺と同じ時を生きてくれた。輝夜だけが五百年ずっと俺の傍に居てくれた」
「俺はもう十分生き過ぎた。大事な輝夜を、大切な『家族』を護る為なら、この命惜しくないよ」
「この愚か者っ」

「妻を娶ってから全く会えなくなったから、天に帰ったのかと思っていた」
「愚か者。例え男女の情など何も無き間柄であっても、夫の傍に自分以外の女が在る事を気にせぬ妻など居らぬ。もう少し女心を察しよ」
「だが、何も言わずに居なくならずとも」
「それは済まなんだが、だからこそ、そなたが妻の弟として転生したであろう。我のまま人間に転生するなど、閻羅王と交渉するのも大変だったのだぞ」
「記憶は」
「封じていた。力共々な。仮初とはいえ今は人間なのだ。竜としての記憶や力など、在っても却って害が有るだけだろうと思うてな」
「……会いたかった、姉上」
「ずっと傍に在って居っただろう?」

 ……あ、あのっ。貴女を姉上とお呼びしても良いですか?
 ……構わぬよ。姉上でも輝夜でも好きに呼ぶが良い。
 ……はい。輝夜姉上。

「いつの間にこんなに大きくなっていたのだろうな」
「互いに傍に居すぎて全く気が付かなかったな」
「そなたを男と気づいたは、嫁を娶ったそなたを見た時だ。気づけば、そなたは男になっていて驚いた」
「俺も、貴女が女だと気づいたのは会えなくなった後だったよ」
「似たもの同士よな」
「本当に」
「そう言えば、閻羅王に何を対価に渡したんだ」
「うん? ああ、逆鱗だ。アレは真珍しい故、対価としての価値がある。まあ、死ぬほど痛かったがな」
「そりゃぁ、痛そうだ」
「うむ。二度とやるかと思うたな」
「二度としないでくれ」
「ああ、もうやらぬよ」
「ああ」


「いーのぉ? あ~んなこと言っちゃって。あの子の『選択』次第でこの世界から居なくなっちゃうかもしれないのに」
「だったら、それもまた運命【さだめ】なんだろうよ。この世の全てはあらゆるもののあらゆる『選択』の結果だが、其処に偶然なんて無い」
「―――在るのは必然だけ。
 そうね。あの子が何を『選ぼう』とそれもまた必然ね。でも、いいの? 初めて見つけた執着する者でしょう?」
「『選ぶ』のは俺じゃねぇーよ」
「泣いても慰めてあげないわよ?」
「要らねぇーよ」
「まぁ、いいわ。泣くのは私じゃないし。じゃ、私、蝶と飲んでくるから。一人と一柱で留守番ヨロシクね~~」
「オイっ、母親っ!! あんま態と煽る真似してっとマジで暁喰うぞっ!!」
「どーぞご自由に? 暁の許し無くあの子を喰えるもんなら喰ってみなさいな。よしんば暁が許してくれるなら、それもまた必然なんでしょーよ」
「って、だから、どーしてんな煽るような台詞をっ」
「見ててイライラするのよっ。背中どついてどやしつけたくなるのっ。ん千年生きててなーにぐずぐずしてんのよっ。アンタはどこの初々しい中学生!?」
「っな!!」
「ま、いっぺん当たって砕け散ってみればぁ」



「我が命を継いで生き延びるがいい、娘」
「なっ!? そんなことできるわけないだろっ!!」
「娘、既に我は時を置かず死にいく身だ。残り僅かな生命【いのち】は竜たる我を生かすにはあまりにも微々たるもの。なれど、人である汝が生きるには十分だ」
「我は人の子に育てられ、人の子を友とし、人の子を育て、人の子を護り、人の子に死に追いやられ、そして今、傷ついた我を必死に癒そうとしてくれた人の子に見取られ逝く。人の子の愛しさも醜さもこの身で知っている。我は人の子が好きであったよ」
「駄目だっ! 逝っちゃ嫌だっ!!」
「どうか受け取ってくれ、娘。我は最期に人の子の温もりを与えてくれた汝に、我ができる精一杯で返したい。我は汝に人の子として人の子の時間を生きていって欲しい」
「駄目だ駄目だ駄目だ!!! そんなの受け取らない!! アンタは生きるんだ! オレと一緒に生きるんだっ!!!」
「オレは……私は、アンタの為の竜胆だっ!! アンタの花【つま】だっ!!!」
「銀……どうか、どうか生きてくれよっ! なぁ、銀っ!!」
「ありがとう、我が妻【はな】よ」
「しろ、がね……」
「………我は暫し眠ろう。我が妻【はな】よ。汝が内にて我を休ませてくれ」
「……っ! うんっ! うん、銀!!」
「……オレの中でゆっくり休みなよ、銀……ゆっくり休んで元気なったら、オレが産んであげるから、さ」
「また、いつか、一緒に暮らそう。オレと、オレの子供としてもう一度生まれてくるアンタと、いつか出会うアンタと悠久を生きるひとと、みんなで一緒に暮らそう。絶対、また会おう」
「名前、名乗らせてくれな。オレにアンタの名前、名乗らせて。竜胆=銀って」


「あれ? 彩?」
「足が無いから迎えに来いと言ったのはそっちだったと思うけど? もう呆け始めたの?」
「相変わらずきっついねぇ。そんなんじゃ嫁の貰い手がないよ」
「必要ないわ。結婚願望なんて持ち合わせてないもの」
「あ~らら。じゃ、俺って遊びなんだ?」
「それはそっちでしょ? いつまでも『遊んで』ないで、とっとと本命を落したらどう?」
「ホンット、きっついねぇ」
「俺、彩のこと愛してるよ?」
「友愛?」
「ホント、きっついねぇ」


「お前さぁ、全然思い出さねえのな。」
「えっ?何を、ですか。」
「……も、いいや。もしかしたらって思ってたけど。……もう、いい。解放してやるよ。」
「響? どういうことですか?」
「だから、もういいって事。お前、俺の傍にいなくっていい。行きたいトコ行けよ。」
「響!?」
「そだ。コレ、返すな。俺、もうあの頃の悪夢は見ないから。今は、お前のほうこそ必要だろ?」
「俺の望む所に行けばいいと言いましたね。なら、俺は、此処に居ます。此処に居る事を望みます。貴女が好です。だから、『貴女の傍【ここ】』に居る。覚悟して下さい。俺は、もう、貴女への気持ちを偽れない。………………貴女の傍らが、俺の居場所です。」
「重く考えなくていいよ。10年前の俺の一方的な選択だし、イリアには拒む権利があんだから。それに男として生きるのも楽しいし」
「どちらの姿でいるかは貴女の自由です。男の人生も楽んでいたようですし。だた、それでも俺は貴女の傍に居ますから、覚悟してくださいね」
イリアは先ほど響が返した銀の十字架を外すと、もう一度、彼女の首にかけ直した。


「大丈夫だよ。万が一りんちゃんが狂った時は俺がりんちゃんを殺すから」
「ちゃんと絶対殺すから」
「貴女が望んだ『最初の約束』を必ず絶対に俺が果たすから」
「だから、大丈夫、だよ」

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プロフィール

御月雪華

Author:御月雪華
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