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兄弟パロ第七段

ほぼ毎日更新頑張っています。
でも、最近仕事が忙しい……
20時過ぎに退社で来て早い方って、絶対何か間違ってると思う。
7.Colori diversi.
 ~彼はもう一羽の雲雀の名前を聞きそびれたらしい~

 応接室の扉を開けると、見慣れた綺麗なひとが二人向かい合って座って居た。
「って、色違いのヒバリさんっ!!?」
 うわぁ、これってもしかしてドッペルゲンガー!!? え!? 嘘!!? ヒバリさん死んじゃうのっ!!!?? そんなの嫌だっ!!!!!
「開口一番、随分な台詞だね、綱吉。言っとくけど、間違ってもドッペルゲンガーなんかじゃないからね」
 このひとはオレの思考が読めるのだろうか? 何で考えてることが解ったんだ!?
「全部顔に出てるよ」
「外見はジョットにそっくりだけど、中身は全然違うな。あの顔がこんな表情をするなんてね」
 呆れ全開の黒髪のヒバリさんと、感心したような表情【かお】で興味深そうにオレを見る金茶髪のヒバリさんのそっくりさん。
 えっと、どちら様でしょうか? いや、身内だってのは一目で判りますけれどもっ!!
「あ、あの~~」
「何? 綱吉」
「えっと、その、お兄さん、です、か?」
 恐る恐る問えば、ヒバリさんは「違う」と無造作に一言で否定した。
「この男はただの再従兄弟だよ」
「どちらも双子だった祖母似だから、それなりに似てるけどね」
 あっさりネタ明かしをするヒバリさんの言葉を継いで、ヒバリさんのそっくりさんこと再従兄弟さんがこれまたあっさりと種明かしをしてくれる。ああ、成程。基にしたした顔が同じなら、それに似た顔も同じになるだろうなぁ。
「ヒバリさんのお祖母さん、綺麗な人だったんですねぇ………」
 ヒバリさんの女版って感じだろうから、黒目黒髪ストレートの純大和撫子風美女だ。少なくとも外見上は。中身まで似ているなら外見詐欺もいいところだったかもしれない。ああ、でも、凛とした背中の綺麗な武芸者風美女も魅力的かも。薙刀とか袴とか似合いそうなタイプ。
 面食いの自覚のあるオレは、綺麗なヒバリさんの貌を眺めながら、その綺麗な顔【かんばせ】に瓜二つの美貌を持つ美女を想って感嘆の溜息を吐いた。
「何を考えてるのかは手に取るように解るけど………」
 いろいろな感情が混ざり合った複雑な表情を浮かべたヒバリさんは、オレから視線を外してもう一度再従兄弟さんに向かい合うとテーブルの真ん中に並べて置かれていた書類の片方を引き寄せた。
「取りあえず、コレはこっちで引き受けるよ」
「助かる」
 無造作に片手でひらひらと振りながら示して見せたヒバリさんに、もう片方の書類と鍵を手に取った再従兄弟さんは礼を言って立ちあがった。
「報酬はいつもので宜しく」
「分かった」
 そうして、ヒバリさんの再従兄弟さんはさっさと応接室を出て行った。
 忙しいのかな、再従兄弟さん。って、あっ、お互いに自己紹介すらしてなかった。

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御月雪華

Author:御月雪華
自サイトにて、オリジナルと二次創作の小説を載せています。
蝸牛の歩みよりも鈍い更新速度ですが、興味のある方はどうぞお気軽にお越しください。

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